次に、午後択一科目の印象です。
民事訴訟法 並 2問目の訴訟費用で1問出題されたのは、意表を突かれたことでしょう。
但し、過去問を丁寧に解いている方にとっては容易でした。
民事保全法 易 正しいものが明らかなので迷いはないでしょう。
民事執行法 並 間接強制から1問出題されたのは初めてでしたね。戸惑った方も多いでしょう。
司法書士法 易 司法書士の義務についてですが、正しいものが明らかなので迷いはないでしょう。
供託法 並 11問目の供託に関する書類の閲覧、事項の証明に関する問題の正解率が低いです。
イ×、エ○が分かればなんとかなったでしょう。
不動産登記法 難 本年は、登記記録読み取り問題など昨年のような特殊な問題はなかったですが、全体的に
問題文が長く、簡単に判断できる肢が少なかったため、苦労されたことでしょう。13問目の登記原因証明情報、
14問目の登記の抹消の問題正解率が低いです。14問目は、申請人のひっかけにはまった方が多いようです。
23問目の仮処分の登記、24問目、25問目の仮登記の問題は、受験生共通の弱点でもあり、苦労されたようです。
商業登記法 並 28問目の設立登記の正解率が低いです。イの肢が迷いますが、ア×、エ○で解けるでしょう。
33問目、合同会社の登記、35問目の一般社団法人の登記は、毎年出題されるテーマでもあり、今後も
万全の対策が必要です。
司法書士行政書士福満賢一